利用者の声
2025.03.17
【脊髄小脳変性症】神経難病のリハビリ結果は…!?<0053>
40代 女性
脳卒中おすすめプラン(90min×24回)
▶︎ 安定して歩けるようになりたい!
▶︎ 身体の状態を維持したい!
リハビリ前のエピソード
7、8年前からめまいを自覚することが増え、歩いている時のふらつきが気になるようになっておられました。病院を受診したところ、脊髄小脳変性症と診断されました。
その後、訪問リハビリや、自費リハビリに通いながらリハビリを続けることで状態を維持されていました。症状に大きな変化はありませんが、日によってめまいの症状がひどくて焦点が合わない時もあり、平らでない地面を歩くときや段差の昇り降りの際にバランスが悪いという悩みをお持ちでした。
リハビリ前の自覚症状について
リハビリ前は以下の症状にお悩みでした。
・左膝が突っ張って曲がりにくいため歩きづらい。
・呂律が回りにくく喋りにくい。
・目眩があり焦点が合わせにくい時があり、歩行中にふらつきがある。
・手の細かい動きや力を入れる動きが行いにくい。
リハビリ開始時の身体の状態
主に立位や歩行時におけるバランスや手足の動きを評価していきました。
立位では、重心が左側に偏移し左脚に力を入れて立っておられました。歩行時は手を横に広げ、足の横幅を広くしてバランスを取っておられました。また、左膝の曲げ伸ばしの動きが少なく棒状のように脚を固めての歩行でした。手足の動きに著名なぎこちなさはなく、比較的円滑に行えていました。
・指-鼻試験
※自分の鼻〜療法士の指を人差し指でタッチする×5往復
右8.8秒 左7.9秒
手の動きのぎこちなさや動作時の手の震えなどはみられず
・片脚立位 右1.2秒 左1.1秒
実施したリハビリ
主に身体の重心コントロールやバランスに対してアプローチしていきました。
歩行時には、左側への荷重・支持性を向上させ、その後の脚の振り出しの動きに繋げていきました。
片脚でのバランスコントロールの練習や左側の肩関節―股関節―踵までの支持性を高める施術などを中心に行いました。
リハビリ後の変化
身体の重心コントロールが向上し、立位時の重心位置に変化がみえました。片脚立位の保持時間も徐々に向上していきました。
片脚立位
● リハビリ5回目終了時点
右1.2秒→3.8秒 左1.1秒→1.6秒
● リハビリ10回目終了時点
右1.2秒→5.7秒 左1.6秒→3.2秒
● リハビリ15回目終了時点
右5.7秒→6.5秒 左3.2秒→4.2秒
まとめ
利用者様からは
「姿勢が良くなりバランスが取りやすくなった」
というご感想をいただきました。
小脳は、運動がスムーズに行えるように調節する働きを持つ脳の一部です。脊髄小脳変性症では主に小脳の神経細胞が徐々に減少することにより「運動失調」という、運動がスムーズに行いにくくなる症状が現れます。麻痺とは異なり、動かすことはできるのに上手く動かすことができないといった症状があります。リハビリを通じて身体機能や生活の質を維持・向上させながら長期的な視点で取り組むことが重要です。
リハビリZONE岐阜では、『今よりもっと楽しい未来へ』を合言葉に、最先端の機器と専門的な技術・知識を駆使してあなたの回復を最大限サポートいたします。
リハビリは 「できることを増やし、次の目標に向かう挑戦の連続」 でもあります。私たちは、利用者様が 「もう変わらない」「限界かな」 と諦めるのではなく、「もっと良くなる」 という前向きな気持ちでリハビリに取り組めるよう、全力でサポートしていきます。
是非一度、体験リハビリを受けてみてください!スタッフ一同心よりお待ちしております。
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