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リハビリのこと

2026.02.23

【理学療法士が解説】 脳卒中リハビリの停滞期(プラトー)の乗り越え方

【Explained by a Physical Therapist】 How to Overcome the Plateau Phase in Stroke Rehabilitationこんにちは!理学療法士の松田裕之です。

リハビリを毎日頑張っているのに、昨日と何も変わらない…。
思うように動かない身体に、もどかしさや焦りを感じてしまう…。

そんな風に、心が少し疲れてしまってはいませんか?リハビリの道は決して平坦ではなく、誰もが必ず「停滞期」という壁にぶつかります。周りと比べてしまったり、「もうこれ以上は良くならないのかもしれない」と不安になったりすることもあるでしょう。

その停滞は、後退ではなく、次への大きなジャンプに向けた「準備期間」なのでどうか安心してください!今回は、そんなリハビリに取り組む皆様の心が少しでも軽くなるような、停滞期を乗り越え、前向きに進むための「心構え」についてお話しします。

必ずやってくる「停滞期」との向き合い方

停滞は脳が進化している証拠

リハビリを続けていると、ある日ぱったりと変化が感じられなくなる時期が訪れます。これが「停滞期」や「プラトー」と呼ばれる状態で、多くの方がここで意欲を失いかけます。

しかし!

これは脳がサボっているわけでは決してありません。むしろ、これまでのリハビリで得た膨大な情報を整理し、新しい神経回路を定着させようと必死に働いている証拠なのです。身体が新しい動きを学習するプロセスは、階段を一段ずつ上るようなものです。

【Explained by a Physical Therapist】 How to Overcome the Plateau Phase in Stroke Rehabilitation
時には踊り場で少し休息し、息を整えなければ、次の段に力強く足をかけることはできませんよね?停滞期は、まさにその「踊り場」です。目に見える変化がない時こそ、脳の中では劇的な変化が起きている。そう捉えるだけで、焦りの気持ちが少し和らぎませんか?

数値よりも「感覚の変化」を探す

自分の感覚を大切に

私たちはつい、体力測定の結果や歩いた距離、時間といった分かりやすい「数値」で成果を判断しがちです。もちろん、それらも大切な指標の一つです。

しかし、停滞期には、数値には表れない「感覚の変化」という、ご自身にしか分からない宝物に目を向けることが、心を軽くする大きなヒントになります。

例えば…
「今日はいつもより、麻痺側の足が軽く感じた」

「立ち上がる時に、前よりふらつきが少なかった気がする」

「麻痺側の手に、少しだけ温かさを感じられた」

【Explained by a Physical Therapist】 How to Overcome the Plateau Phase in Stroke Rehabilitation
このような微細な変化は、測定器では決して測れません。ご自身の身体だけが感じ取れる、非常に重要な「回復のサイン」です。私たちは、こうしたご自身では見過ごしてしまいがちな「昨日との小さな違い」を、皆様と一緒になって見つけ出すプロフェッショナルです。ぜひ、どんな些細なことでも私たちに教えてください。

リハビリ手帳のススメ

日付、天気、体温、その日の気分、そして「できたこと」を一つだけ記録する「リハビリ手帳」 をつけてみるのもおすすめです。

「今日は笑顔で挨拶できた」
「今日は少し食欲があった」

そんな日常の出来事も、リハビリの立派な成果であり、あなたの生活の質(QOL)を高める大切な一歩です。その一つひとつの積み重ねが、あなた自身の価値を再構築し、次への希望に繋がっていくのです。

【Explained by a Physical Therapist】 How to Overcome the Plateau Phase in Stroke Rehabilitation

 

心と脳を上手に休ませる

脳への栄養は、運動だけではない

リハビリと聞くと、身体を動かす「運動療法」をイメージする方が多いでしょう。しかし、脳を活性化させ、回復を促す栄養はそれだけではありません。脳は、五感を優しく刺激することでも活性化し、安らぎを得ます。

例えば、
「好きなアロマの香りを嗅いで、深く息を吸う」

「心地よい音楽を聴きながら、温かいお茶をゆっくりと味わう」

「窓から入る陽の光を浴び、風の音に耳を澄ます」

これらの行為は、自律神経のバランスを整え、心と身体の過剰な緊張を和らげる効果があります。特に、脳卒中後は交感神経が優位になりやすく、無意識に身体がこわばっている方も少なくありません。意識的にリラックスする時間を作ることは、脳が休息し、回復するために必要不可欠なプロセスなのです。

【Explained by a Physical Therapist】 How to Overcome the Plateau Phase in Stroke Rehabilitation

自分自身を許す優しさ

休む日を決める

真面目で頑張り屋な方ほど、「毎日リハビリをしなければ」と自分を追い込んでしまいがちです。しかし、心や身体が「疲れた」とサインを出している時に無理をしても、効果が上がらないばかりか、怪我のリスクを高めてしまうこともあります。

そんな時は、勇気を持って「今日は休む日」と決めてみてください。何もしないことに、罪悪感を覚える必要は全くありません。自分を優しく許し、心と身体を十分に休ませてあげることも、回復に向けた立派なリハビリの一つです。明日また、笑顔で新たな一歩を踏み出すために、前向きな休息を取り入れましょう。

【Explained by a Physical Therapist】 How to Overcome the Plateau Phase in Stroke Rehabilitation

あなた自身の存在に価値がある

リハビリのゴール

リハビリのゴール設定は、非常に難しい問題です。

「どこまで回復すればゴールなのだろうか…」

答えのない問いに、不安を感じることもあるでしょう。しかし、一つだけ忘れないでほしいことがあります。それは、あなたが毎日リハビリに励む、その姿そのものが、ご家族にとっての「希望の光」であるということです。

昨日より少しでも良くなろうと努力する姿は、周りの人々に言葉にならないほどの勇気と感動を与えます。あなたがリハビリを通して見せてくれる前向きな姿勢は、ご家族が前へ進むための大きな支えになっているのです。

リハビリの目的は、単なる身体機能の回復だけではありません。あなたらしい人生を取り戻し、大切な人々と共に笑顔で過ごす未来を築くこと。そのプロセスに専門家として関われることを、私たちは心から誇りに思っています。

あなたの目標は?

どんなに小さな目標でも構いません。
皆様が心の中で描く「今年の漢字」は何でしょうか?

「歩」「進」「楽」「挑」…

その想いを形にするために、私たちは全力でサポートします。
皆様の「やりたいこと」「なりたい姿」を、ぜひ私たちスタッフに聞かせてくださいね。リハビリの道は一歩ずつですが、その一歩が未来の大きな変化に繋がると信じて。
WE LIVE FOR YOUR SMILE!

リハビリZONE岐阜では、『今よりもっと楽しい未来へ』を合言葉に、最先端の機器と専門的な技術・知識を駆使してあなたの回復を最大限サポートいたします。
リハビリは 「できることを増やし、次の目標に向かう挑戦の連続」 でもあります。私たちは、利用者様が 「もう変わらない」「限界かな」 と諦めるのではなく、「もっと良くなる」 という前向きな気持ちでリハビリに取り組めるよう、全力でサポートしていきます。
是非一度、体験リハビリを受けてみてください!スタッフ一同心よりお待ちしております。

お問い合わせ先
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