ボイタ法で身体が軽くなって気持ちが前向きになれた！(Case 0001)

事例紹介
当施設で実際にリハビリをされたご利用者様の声をご紹介します。

Case.0001 (アンケート)

リハビリ前のエピソード

４年前に脳梗塞を発症し、右片麻痺を生じました。入院した病院では、急性期にしっかりとリハビリを行いましたが、一人では立ち上がるのも大変で、車椅子で過ごす生活になってしまいました。その後、回復期病棟がある他の病院に転院してリハビリを継続し、杖を使っての歩行ができるようになるまで回復してから自宅に退院されました。自宅での生活では、身体が動かしにくいと感じるようになり、リハビリZONE岐阜の提携施設である養老整形外科のデイサービスでリハビリを再開されました。リハビリZONEのオープンに伴い、体験モニターとしてご応募いただきました。

自費リハビリに対するイメージ

これまで行ってきたリハビリとは全く異なるものだという印象だったそうです。そのため多少の不安があったようですが、事前にスタッフから詳細に説明を受けていただき、安心してリハビリを開始していただけました。

リハビリ前の自覚症状

▶︎ 歩く時に麻痺側の足が突っ張ってしまい、うまく歩けない
▶︎ 長距離歩くと右の股関節が痛くなる
▶︎ 歩いていると姿勢が知らず知らずのうちに前傾してしまう
▶︎ 麻痺側の手の動きが重たいために日々の家事が大変

麻痺側の手足の運動機能の低下のために、上記のように歩行や日常の家事に支障があるというのがお悩みでした。

リハビリ前の療法士の評価

脳梗塞後遺症の影響で巧緻性が低下しており、動作全体にぎこちなさがありました。特に右上肢を動かそうとする際には手先が震え、歩行動作では動きの連動性が乏しいために歩行速度低下が目立ちました。体全体のバランスが崩れているために、寝返り、腹ばい動作で上手く頭が支えられていない状態を確認しました。

実施したリハビリ内容

▶︎ 運動発達学的アプローチである「ボイタ法」で脳の中にある、寝返り・立ち上がり・歩くことに必要な神経、筋肉を働かせる運動プログラムに働きかけました。

▶︎ HAL®︎を用いて麻痺側の手・足の関節運動をくり返し行うことで、理想的な動きを徐々に身体に記憶させていきました。

ボイタ法は横になった状態で施術を受けていただくのみで、HALは機械のアシスト下に関節の運動を繰り返しました。そのため、毎回のリハビリでご本人が痛みを感じたり、辛いと感じたりするようなトレーニングは一切行っておりません。(リハビリZONE岐阜でのリハビリに痛みを伴う施術は原則としてありません。)

リハビリ後について

自覚できた改善効果

▶︎ 足が軽くなり、前に出しやすくなったので歩幅が大きくなった
▶︎ 立っている姿勢が良くなって、背筋が自然と伸びた
▶︎ 肘の曲げ伸ばしも良くなり、麻痺側の右手で髪の毛を触れるようになった

ご感想

思った以上に身体が軽くなり、驚いています。リハビリ中の様子や動きが変わった部分は、先生が動画や写真を見せて教えてくれたため、改善していることを実感でき気持ちが前向きになりました。リハビリの度に身体に変化が起きるので楽しくて、やりがいを感じました!!

担当療法士のコメント

ご家族にもご協力いただき、遠方より1ヶ月間(週2回のリハビリを4週間)通っていただきました。気にされていた右手の動きも改善し、歩くスピードも早くなりましたね。ご希望されていたご家族様との温泉旅行に行かれましたら、またお土産話も聞かせてください。

まとめ

モニターとしてリハビリを受けていただきありがとうございました。脳梗塞後の不全麻痺はボイタ法とHAL®︎の組み合わせによるリハビリの効果が出やすい疾患だと考えています。実際に麻痺に伴う手の使いにくさや歩きにくさなどの症状が改善し、生活が楽になったようでリハビリZONE岐阜のスタッフ一同、嬉しく思います。自主トレーニングを継続していただくことで現在の良い状態が維持できると思いますので是非継続してください。改善事例はYouTubeでもアップしていますので、是非ご覧になってくださいね。