利用者の声
2024.01.10
脳出血後の片麻痺 自費リハビリで車椅子を卒業して杖歩行が可能に!現在2クール目のリハビリ中!!(Case 0025)
〜改善事例紹介〜
当施設で実際にリハビリを受けられたご利用者様の声をご紹介します!
Case.0025(アンケート)
30代 男性
脳卒中 おすすめプラン(90min× 24回)
▶︎ 車椅子の生活を卒業したい!
▶︎ 自分の足で歩けるようになりたい!!
リハビリ前について
リハビリ前のエピソード
約1年前に脳出血を発症され、左片麻痺の後遺症が残りました。急性期病院での治療を受けられ、その後回復期病院でのリハビリを経て自宅へと退院。その後は、通所リハビリ・訪問リハビリ・鍼灸院での治療などを繰り返しておられましたが思うような改善が得られていませんでした。
屋内では手すりを使いながらの伝い歩きで、屋外では車椅子での移動が必要な状態でした。立った状態を保持するために支えが必要で、ご自身の力だけで立とうとすると重心が傾いてしまい、不安定な状態でした。歩行は、4点杖で短い距離なら何とか歩くことができましたが、麻痺している左側の支えの弱さがあり、筋肉の持久性やバランスに問題がありました。そのため基本的には車椅子での生活を余儀なくされていました。
まだ40代ということもあり、少しでも自立した生活を送りたい!という希望をお持ちになり、当施設へご来館いただきました。以前に他の施設で自費リハビリを受けられたご経験があり、その際にも効果を感じておられたようでしたので、今回もしっかり効果が出る事を期待してご契約いただきました。
リハビリ前の自覚症状
▶︎ 麻痺側の左上肢が思うように動かせない。
▶︎ バランスが不安定でうまく歩けない。
▶︎ 左肩の亜脱臼のために手をついて体を支えられない
→立ち上がる時に左上肢に体重がかけられず足に力が必要
歩くという動作はもちろんのこと、座る・立ち上がるという日常生活動作の中で必ず必要な基本的な動きにも支障がありお困りでした。
リハビリ前の療法士の評価
▶︎ 椅子・ベッドからの立ち上がり
立ち上がりでは支えがあれば、なんとか自力で立つことができました。しかし、麻痺側である左に重心を乗せて立ち上がることができず、重心が右側に偏ったまま立ち座りの動作を行なっていました。そのため、左肩や骨盤が後ろに退けた姿勢になっていて不安定な状態でした。
▶︎ 歩行
療法士が横に付き添った状態で支えれば何とかご自身の足で歩ける状態でした。麻痺の影響で左足に重心をうまく乗せることができないために、手で体を支える必要があり、バランスがうまく取れず転倒のリスクが高い状態でした。実際に、ご自宅では左の膝折れが起こってしまい、転倒したことがあるとおっしゃっていました。
実施したリハビリ内容
リハビリでは、麻痺した左側にしっかりと体重を乗せていく感覚を取り戻し、バランスの悪さを少しでも軽減していくことを大きな目標としました。
自分の足で歩くためには、地面についた側の足で体をしっかりと支え、反対の足が大きく振り出せるというのが必要です。麻痺した左足で体重を支えることが困難であったため、その点から取り組むこととしました。歩行時にしっかりと左足に体重を乗せていくことができると、左足で体重を支えるという感覚が入力され、左足で体重を支えた状態で反対の右足を振り出すという動作をしやすくなっていきます。
次に、実際に左足で体重を支えるだけではなく、左足の感覚を養うためのリハビリも併せて行っていきました。左足に重心が乗る・乗せるという感覚を覚えていただくために、徒手的に荷重を加え左足の裏に感覚入力を行ったり、実際に地面に左足をつく動作を繰り返していただいたりして、瞬間的に筋肉が働くようなリハビリメニューも行いました。
利用者様のもともとの癖として、左足で体重を支えた時に、体が前屈みになってしまうことで重心の位置が前方にずれてしまい歩行が不安定になってしまうという問題もありました。そのため、左足に重心を乗せた際の身体の位置関係を正しい位置に修正するよう、歩く様子を撮影した動画などをお見せしながらフィードバックをかけていきました。
同時進行で、HAL®︎足関節タイプを使用して足関節を動かす筋肉の働きを促していきました。足関節にHAL®︎を装着して、足首を起こす→踏むという動作をくり返して、関節を動かすことで脳から筋肉への信号を何度も伝えて、回路を作り直していくイメージです。麻痺している側の足首が実際に動いている様子を目で確認することで、ご自身でも「足首を動かすことができる」ということを認識していただき、視覚で捉えた情報を脳にフィードバックさせていくこと、脳にポジティブなイメージを植え付けていきます。HAL®︎をつけて繰り返し足関節の運動を練習した後に一旦外し、動きの改善した足関節から今度は膝→股関節と歩くために必要な関節の連動性を高めるためのリハビリを行いました。これにより、ただ単に関節の運動ができるようになるだけではなく、色々な関節が複雑に関与する“歩行”という動作につなげていくことができるのです。
リハビリ後について
改善効果
リハビリの大きな目標の一つであった、「麻痺側の足でしっかりと体を支える」ということができるようになりました。まだ完全とまでは言い切れませんが、左にしっかりと体重を乗せられるようになったため、立った際の姿勢が改善しました。立ち上がり動作においても、しっかり左側にも重心を乗せることができ、他の人の支えがなくても自力で立てるようになりました。
また、立った姿勢から座る時にも左足で踏ん張れるように変化しました。これによって何かにつかまったりしなくてもご自身のあしで立ち上がったり座ったりすることができるようになってきました。
歩行動作では、手すりやベッドなどの支えを使わずに4点杖だけで歩くことが可能になりました。この点は利用者様にもとても喜んでいただけました!歩く動作の中で、左足で体を支えることができる時間が長くなったことで、全体のバランスが安定してきました。まだ、頭が下がり上半身が丸くなってしまうので、その点を今後のリハビリの課題にしていきます。
ご感想
立った時の怖さがなくなり、少しずつ杖で歩けています。リハビリで直接取り組んだわけではない指も以前より動かしやすくなっています。少しでも杖に頼らないで歩けるようになりたいので、引き続きリハビリをお願いします。
担当療法士からのコメント
1クール目24回、3か月間にわたるリハビリお疲れ様でした。ボイタ法の施術とHAL®︎の相乗効果で、立った時の姿勢や歩行の機能が徐々に改善してきましたね。全身の繋がりも出てきているので、左麻痺側の動きにも良い影響が生まれてきています。次の2クール目で、目標の杖なしでの歩行に近づいていきましょう。
まとめ
9月からに3ヶ月間で1回90分のリハビリを合計24回行い左手足の動きや歩行の改善が見られました。日常生活でもベッドからの起き上がりや椅子からの立ち上がり動作がやりやすくなったという喜びの声もいただきました。
以前は、立ち上がることもままならない状態で車椅子上での生活でしたが、現在は杖を用いて歩くことが可能になりました!今後もさらなる生活の質向上に向けリハビリを継続して行っていきます。
効果的にリハビリを行うためには、正しい動作を継続して行っていくことが重要です。リハビリZONE岐阜では家庭での自主トレーニングを大切にしており、動画を見ながらご自宅でもトレーニングできるようにシステムを導入しています。リハビリZONE岐阜でのみっちりとしたリハビリ+ご自宅での自主トレーニングを継続していくことで諦めかけていた自分の身体の状態や生活動作を改善できかもしれません。
是非一度リハビリZONE岐阜にお越しください。体験リハビリを受けていただくことでその良さを実感していただけると思います。
リハビリZONE岐阜では、『リハビリで笑顔を再生!!』を合言葉に、ボイタ法による施術とHAL®︎を用いた機能訓練を中心とした自費リハビリを行っております。これまでにリハビリで思うような結果が出ず諦めていた方、現在身体のことでお悩みのある方、もっとリハビリをしたいとお考えの方など、様々なニーズにお応えするための手段を多数ご用意しております。是非一度、体験リハビリを受けてみてください!スタッフ一同心よりお待ちしております。
お問い合わせ先
058-201-1356
営業時間
月-土 10:00-18:00
定休日
日曜日