15年悩んだ膝の痛みが改善し、立ち上がりが楽になった！リハビリ体験レポート <0040>

リハビリZONE岐阜でリハビリ体験プログラムを受けていただいた方の事例をご紹介します。

お悩み・症状

15年ほど前から右太ももの後ろ側の痛みと右膝の痛みが出現しました。近隣の整形外科を受診し、坐骨神経痛、変形性膝関節症と診断され、電気治療と外来リハビリを行なっていました。週に1回の頻度で整形外科でのリハビリ(電気治療と理学療法)をする事によって症状はある程度改善していたものの、痛みは完全には取れない状態が続いていました。

養老整形外科のスタッフからリハビリZONE岐阜の存在をお聞きになり、ポスターをご覧になって、体験をお申し込みいただきました。リハビリをすることで「とにかく痛みを取りたい」という強い想いで来館いただきました。それまでは自費リハビリの存在をご存知なかったとのことでした。

リハビリ体験について

リハビリ前の状態

今回の体験者様はリビングの床に座ってくつろぐことが多いため、立ち上がる際に痛みがあり困っておられました。そこで、実際に床からの立ち上がり動作を行なっていただき、どこに問題があるのかを検証しました。

普段、床から立ち上がる際は、テーブルを支えにされるとのことでしたので、リハビリベッドをテーブルに見立てて、床から立ち上がる動作を再現していただきました。床から立ち上がるという動作は膝や腰に大きな負荷がかかるため、身体の各部位が連動しないと一部分だけに過度の負担がかかってしまいます。

立ち上がり動作における問題点としては、腰の反りが強くなり体幹と下肢がバラバラに動いている事でした。そのため、立ち上がりの際にかかる負担が下肢に集中してしまい、結果として膝の痛みが生じていると考えられました。

リハビリの内容

床からの立ち上がり動作時に体幹と下肢の連動性を改善させることを目的にリハビリを行いました。リハビリ前は腰の反りが強く、仰向けに寝ると腰とベッドとの間に大きな隙間がありました。私たちの得意とするボイタ法の考えに基づき、まずは肩甲骨周囲を安定させて身体を支える機能を引き出しながら、体幹の筋肉として重要な腹筋の活動を強化していきました。体幹の筋肉が強化されると、結果として体幹と下肢の繋がりが生まれて腰の反りも軽減するのです。ここで肩甲骨の周囲(肩甲帯)と腹筋の連動性を強化できる自主訓練をご紹介します。
(↓YouTube Short動画へのリンク↓)

リハビリ後に得られた変化

リハビリによって体幹と下肢の連動性が生まれたために、膝や大腿後面への負担が軽減し痛みがなくなりました！リハビリ前は腰の反りが強く、手で体を支えなければならないためにベッドから少し離れた位置で立ち上がっていました。

しかし、リハビリ後は立ち上がり時の腰の反り具合が軽減し、下肢と体幹が連動して立ち上がることができるようになったため、手で体を支える必要がなくなりました。結果的にベッドと体の距離が近くなり、手に体重をかける量が減るだけでなく、床から立ち上がるのに要する時間が約2秒も短縮しリハビリ前よりスムーズに立ち上がれるようになりました！ボイタ法施術による姿勢の改善から身長も約1㎝upしました！！

リハビリ体験のご感想

立ち上がる時や歩く時の太もも裏と膝の痛みが取れて良かった！
姿勢が良くなったし、腰の反りも少なくなったのがわかる！！

という喜びの声をいただきました。当施設でのリハビリの効果を実感され、リハビリ継続を希望していただき、リハビリをスタートとすることとなりました。自費リハビリは、医療保険や介護保険とは別で行うことができるため制度上の制限を受けることがない点も大きなメリットなのです。

まとめ

今回の体験者様は膝や大腿後面の痛みにより、床からの立ち上がりや歩行に支障が出ていました。床からの立ち上がり動作では、膝を伸ばす大腿の筋力が重要になってきます。しかし、膝や大腿に痛みがあると力を入れて踏ん張ることができず、筋力を十分に発揮することが難しくなってしまいます。

リハビリでは、体幹と下肢の連動性に着目して介入していきました。リハビリ後は腰の反りが軽減し体幹と下肢の連動性が向上することにより、立ち上がり動作時の姿勢や動作パターンが修正され疼痛が消失しスムーズに立ち上がれるようになりました。リハビリでは、痛みのあるところのみにアプローチするのではなく、痛みの原因となっている根本を解決していくことが重要になってきます。