圧迫骨折で曲がった背骨もボイタ法でまっすぐ伸びる！リハビリ体験レポート <0031>

リハビリZONE岐阜でリハビリ体験プログラムを受けていただいた方の事例をご紹介します。

お悩み・症状

3年前ほど前から腰痛があり、坐骨神経痛と診断されていました。2年前には介護の動作の中で腰を痛めてしまい、第4・5腰椎の圧迫骨折を受傷してしまいました。更に、半年ほど前にも別の部位(第12胸椎・第1腰椎)の圧迫骨折を新たに生じてしまい、負の連鎖が続いている状態でした。ご自身で週に1回プールでの運動を行ってみたり、近隣の整形外科で投薬やリハビリなどの治療を受けてみたりされましたが思うような変化が得られませんでした。腰痛はあるけれど介護をしなければならないというジレンマがあり、悩んでおられました。立った姿勢でいることさえ辛く、腰が伸びないために当然歩きにくさもあり、歩いていると下腹部がつっぱってしまうという自覚症状がありました。

リハビリZONEとの出会い

新聞の折込みチラシをご覧になり、リハビリZONE岐阜の存在を知っていただきました。来館前は自費リハビリに対して、「整体に近いもの」というイメージをお持ちでした。今までやってこられた方法では改善しないため、新しいことに挑戦してみようという思いで体験リハビリを受けていただきました。

リハビリ体験について

療法士の評価(リハビリ前)

背骨の変形や複数箇所にわたる圧迫骨折の影響から、胸椎が前弯し腰椎が後弯しており、理想的な背骨のカーブとは反対の状態になってしまい脊柱のアライメントが完全に崩れていました。そのため、身体の重心位置が本来あるべき中心点からズレておりバランスを取りにくくなっている状態でした。普段からしっかりと体幹を支えられておらず負荷が小さくなる方向に自然と力が逃げてしまうため、体幹や臀部の筋力、さらには肩甲骨周囲の筋力が弱くなっている状態でした。

実施したリハビリ内容

腰椎の後弯が強い(背中が丸くなっている)ために、上向きで寝ると痛みが出てしまう状態でした。そのため、まずは横向きになっていただきボイタ法でzone(誘発帯)を刺激し、肩関節・股関節で身体を支えるための筋肉が働くように促していきました。身体を支える機能を引き出しながら、理想的な形と反対になってしまっている背骨の捻れを修正し伸ばしていきます。ある程度背骨が伸びるようになると仰向けに寝ることが可能となったため、最後に仰向けの状態で肩甲骨周囲の筋肉や体幹を支える筋肉である腹筋が働くように施術を行いました。

療法士から見た変化(リハビリ後)

背骨の捻れが軽減し、それに伴って肩甲骨の位置や骨盤の位置も整いました。これらが本来あるべき理想的な位置に戻ったことで身体の重心の位置が中央にしっかりと乗り、見た目の姿勢が改善しました。複数箇所の圧迫骨折があるため、どうしても脊椎の後弯があるので腰の丸みは残ってしまいますが、全体でみたときの姿勢バランスが改善し、ご自身の筋肉をうまく使って身体を起こすことができるようになりました。肩甲骨周りやお腹周りの筋肉を使いやすい状態になったため、歩く姿勢も楽にみえます。

リハビリ体験のご感想

（アンケートより）
たくさんの部位に圧迫骨折を生じてしまい、整形外科などで治療をしても改善しなかったのでもう仕方がないと諦めていましたが、体験リハビリを受けて背中が少し伸び、歩いている時のお腹のつっぱり感が軽減したことを実感できました。これはもしかしたら期待できるかもしれないと感じたため、今後少しでも良い方向に向かうためにしばらく頑張って通いたいと思います。というご感想をいただき、体験当日に一般リハビリライトプランをご契約いただきました。

まとめ

「腰が曲がってまっすぐ伸びない」、「立っているのが辛い」というお悩みを抱えリハビリZONE岐阜にお越しいただきました。リハビリではご本人の痛みに最大限配慮し、痛みを出現させないような施術を行いました。ボイタ法では痛みを伴うことなく、身体を支える筋肉を賦活させていくことができるのが特徴です。

年齢や生活環境から背骨の変形や椎間板の変性が起こると背骨の配列バランスが崩れ姿勢が悪くなっていきます。また、地球上では常に重力が働いているため、重力に抗する力が弱くなっていくと姿勢が崩れてしまいます。従って、各関節に負担がかかることで痛みが出現します。そのため、日頃から自分の姿勢を意識したり定期的にトレーニングを行ったりすることが重要になってきます。リハビリZONE岐阜では家庭で行える自主トレーニングも合わせて指導させていただいています。自主トレの内容を忘れないようにするために、YouTubeに動画としてアップしてありますので、是非活用してください！