脳卒中のこと
2024.07.15
【生活期】歩行改善のために勧められているリハビリ方法
脳卒中ガイドラインによると、発症から1年以上経過した慢性期の脳卒中患者さんでも通院でのリハビリを行うことで歩行機能が改善したり、身体活動性が増加したり、転倒リスクが低下したりといった効果があったという報告があります。
つまり…
リハビリは発症から時間が経っていても効果がある!
ということがわかっています。特に、在宅で生活をしている生活期の脳卒中患者さんが、歩行機能を改善したり、日常生活動作を向上させたりするため、以下のようなトレーニングが、確かな根拠を元に強く勧められています。
(推奨度A、エビデンスレベル高)
<推奨されるトレーニング>
◉トレッドミル訓練
◉歩行訓練
◉下肢筋力増強訓練
トレッドミル訓練はランニングマシーンの上で行います。歩行マシーンやランニングマシーンと呼ばれる、ジムでよく見かけるような、ベルトコンベアが足元で回転し、その上を歩くためのトレーニング器具です。リハビリ施設にあるようなトレッドミルでは、免荷装置が備わっているものもあり、ジムなどにある一般的なものとは違い、患者さんが足に体重をかける量を減らす(orなくす)ような方法で実施することができる「免荷式トレッドミル」というものも存在します。
↓免荷式トレッドミル↓
トレッドミル訓練を行うことで麻痺側だけでなく、麻痺していない側の下肢の筋力が増強されるという副次的な効果もあることがわかっています。
しかも、生活期にトレッドミルを使った訓練を行うと、急性期や回復期に訓練を行なったのと同等の歩行速度改善効果がみられるという研究もあるようです。
生活期のリハビリでは、トレッドミルを使った歩行訓練が勧められます。トレッドミルを使った訓練をすることで、歩行速度が改善する度合いが急性期や回復期と同等というのは意外かもしれませんが、脳卒中を発症してから時間が経過している方にとっては前向きな情報だと思います。トレッドミルを使ったリハビリは、一般的な歩行訓練よりも強度が高くなる傾向にあるため、転倒のリスクが高い方は免荷式のものを用いると良いでしょう。
リハビリZONE岐阜では、『リハビリで笑顔を再生!!』を合言葉に、ボイタ法による施術とHAL®︎を用いた機能訓練を中心とした自費リハビリを行っております。これまでにリハビリで思うような結果が出ず諦めていた方、現在身体のことでお悩みのある方、もっとリハビリをしたいとお考えの方など、様々なニーズにお応えするための手段を多数ご用意しております。是非一度、体験リハビリを受けてみてください!スタッフ一同心よりお待ちしております。
お問い合わせ先
058-201-1356
営業時間
月-土 10:00-18:00
定休日
日曜日