ボイタ法＋HALのリハビリで片麻痺を克服したい！ <0051>

リハビリZONE岐阜でリハビリ体験プログラムを受けていただいた方の事例をご紹介します。

ーお悩みー
3ヶ月ほど前のある日、突然言葉が出にくい、足に力が入りにくい、という異変に気がつきすぐに病院を受診されました。病院で詳しく検査をした結果、脳梗塞であることが判明し、そのまま緊急入院されました。その後、回復期の病院に転院し、機能回復のためのリハビリを行っておられました。回復期病院では約2ヶ月間リハビリを行い、無事に自宅に退院されましたが、歩く時に右足の踏ん張りが効かず、不便さを感じておられました。また、転んでしまうような事はないものの、バランスの悪さを自覚され、階段の昇降では片足で踏ん張ることが難しいなど、日常生活の中でバランスの悪さや足の力の入りにくさなどの症状があり、ご本人が満足のいく状態までは回復できていませんでした。

ーリハビリZONEとの出会いー
自費リハビリの存在については全くご存知なかったようですが、通院しておられる整形外科クリニック内のポスターをご覧になり、体験にお申し込みいただきました。

ーリハビリの内容ー
脳梗塞後遺症による右片麻痺があるものの、自身の意志で動かすことができる能力(随意性)があったため、麻痺のない方(健側)と比較して筋力や手の巧緻動作、バランスを評価していきました。握力は健側と比較して−7kgでした。手指の動きの評価のために指の屈伸(グーパー動作)を10回行いそのタイムを比較しました。こちらも健側と比較し2秒ほどのタイムロスがありました。また、片足立ちで保持できる時間を計測し、バランスの取り方や姿勢について評価していきました。右(麻痺側)3秒、左(健側)30秒以上で麻痺側でのバランス不良が観察されました。

ボイタ法とHAL®を中心にリハビリを展開していきました。HAL®は、右の肘に装着し関節運動を繰り返していただきました。HAL®は、脳から発信される意思の情報をキャッチし、その指令を筋肉へフィードバックします。患者様の動かそうという意思によってパワーユニットが駆動し動きをアシストしてくれることで、ご自身の思う通りに体を動かすことができます。HAL®を行うことによって筋力やバランスの改善に期待ができます。

ーリハビリの結果ー
リハビリにより以下のような変化がみられました。

姿勢の改善や肩甲骨周囲の支える力が向上したことにより、右足の踏ん張りが効くようになってバランスがとりやすくなったことを自覚していただけました。また、身体の重心のコントロールや肩甲骨周囲から手にかけての連動性が向上したことによって、手の動きや片足立ちを保持できる時間も明らかに長くなりました。
HALを使ったリハビリの後は、体験者様から手の動きがスムーズになり、細かい動きもやりやすくなったというご感想をいただきました。リハビリの効果を実感していただき、同日おすすめプラン(90分・24回)をご契約いただきました。

ーまとめー
今回の体験では、ボイタ法とHAL®を併用したリハビリを行いました。立ち上がり動作や握力の数値などがリハビリ前後で大きく変化しました！客観的な数値の変化だけではなく、体験者様にリハビリの効果を実感していただくこともできました。私たちが軸にしているボイタ法とHAL®を用いたリハビリは幅広い疾患の方が対象となります。ぜひ一度体験リハビリにお越しください。