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利用者の声

2025.09.30

事例紹介「寝たきりからの挑戦」─合併症を乗り越え“家で過ごす”という願いを形に─

ご家族の「帰ってきてほしい」という想い

はじめに

60代女性は、くも膜下出血を発症。その後も、誤嚥性肺炎腎盂腎炎といった合併症を繰り返し、入院期間は長期に及びました。

その中で、ご家族様はこう語られていました。

「有料老人ホームや老健も考えたけれど、やっぱり“家”で生活してほしい」
「介護を覚悟のうえで、一緒に暮らしたい」

入院中の出来事が心身ともに大きな負担だったこと、
そして“施設”ではなく“地域で暮らす”ことを選ばれた背景には、
深い覚悟と愛情がありました。

看護小規模多機能型居宅介護(看多機)を利用しながら、在宅復帰を目指すという選択の中で、
私たちリハビリZONE岐阜に出張リハビリのご依頼をいただきました。

リハビリ開始時の状態と課題

初回の印象は、

「長期間寝たきりのままで、離床もしていないのでは…」というものでした。

  • 簡単な受け答えは可能だが、意識は常にぼんやりとしている状態

  • 左上下肢に麻痺が強く残存し、左の半側空間無視も認められる

  • 血圧の変動が大きく、少し動いただけでも嘔吐を伴い、吸引が頻回に必要

  • 足関節は著明な底屈拘縮があり、ベッド端坐位ではかかとが10cm浮いている状態

  • 足趾には出血や感染所見があり、身体全体のケアが急務

 

目標

シンプルながらも大きな挑戦

車いすでの生活を、自宅で送れるようになりたい

リハビリ開始

まずは「全身の安定」から

最初のステップは“動ける身体づくり”です。

  • ベッド端坐位の練習を開始し、血圧・嘔吐・意識状態の慎重なモニタリング

  • 拘縮改善に向け、足関節・股関節の可動域訓練とポジショニングを実施
  • 職員全体に情報を共有し、写真付きマニュアルでポジショニング支援の標準化を図る

この多職種連携とケア体制の見直しにより、以下のような改善が見られました。

  • 2週間で足関節・股関節の拘縮が改善

  • 4週目にはベッド端での足底接地が可能となり、移乗時の安定性が向上

  • 嘔吐は消失し、吸引不要・自己喀痰が可能に

変化が見えた先に、希望が生まれる

状態が安定するにつれ、利用者様の表情や反応にも変化が現れました。

  • ベッド⇔車いす間の移乗時に、協力動作が出現し、介助量が軽減
  • 日中の離床時間が約1時間に延長され、徐々に“過ごす時間”の質が変化

 

直近の目標

  1. 端坐位の自立
  2. 移乗の介助量軽減
  3. 車いすでの離床時間の延長(目標:1日4時間 → 最終7時間)

職員とも相談しながら、離床時間の拡大スケジュールを段階的に調整しています。

これからも「家で生きる」を支えるために

この事例の中で、私たちは何よりも「本人のペース」と「ご家族の想い」を尊重しながら支援を重ねてきました。

重度の後遺症、複数の合併症、長期臥床による全身機能の低下
それらを“暮らし”の中で一つずつ乗り越えていくには、医療・介護・家族・リハビリが同じ方向を向く必要があります。

リハビリZONE岐阜では、単なる機能練習にとどまらず、

「その人が、その人らしく、生きられる場所で、暮らしを続ける」
ことを支援の軸としています。

今後の支援の方針

  • 離床時間の段階的増加(最大1日7時間を目標)

  • 端坐位・移乗動作のさらなる自立化

  • 生活環境の調整と継続的なモニタリング支援

  • 看多機職員との情報共有と共通理解の強化

リハビリZONE岐阜では、『今よりもっと楽しい未来へ』を合言葉に、最先端の機器と専門的な技術・知識を駆使してあなたの回復を最大限サポートいたします。
リハビリは 「できることを増やし、次の目標に向かう挑戦の連続」 でもあります。私たちは、利用者様が 「もう変わらない」「限界かな」 と諦めるのではなく、「もっと良くなる」 という前向きな気持ちでリハビリに取り組めるよう、全力でサポートしていきます。
是非一度、体験リハビリを受けてみてください!スタッフ一同心よりお待ちしております。

お問い合わせ先
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