-脳梗塞後遺症- 発症から10年経ってもリハビリで改善！リハビリ体験レポート <0039>

リハビリZONE岐阜でリハビリ体験プログラムを受けていただいた方の事例をご紹介します。

お悩み・症状

　今回の体験者様は、20代の頃から腰椎椎間板ヘルニアがあり、歳を重ねていくうちに腰痛がどんどん悪くなっていました。それに加えて10年前に脳梗塞を発症されました。病院に入院してリハビリを行い、退院後は整形外科でリハビリを継続し、麻痺の影響も左右差が無いほどに回復し、生活を送っておられました。

　現在は、介護保険を利用しながら通所リハビリ施設でのリハビリを継続しているものの、足に力が入りにくくなってきていることや、背骨が曲がり姿勢も徐々に悪くなっていることにお悩みでした。通所リハビリを行なっている施設内のポスターをご覧になり体験リハビリをお申し込みいただきました。

リハビリ体験について

リハビリ前の状態

↓ご本人の自覚症状↓
・腰が伸びず、歩いているとだんだん前屈みの姿勢になる。
・ずっと立っていることが辛い。
・転ぶほどではないけれど、左足に力を入れにくい。

自費リハビリに対しては、「しっかりと身体を良くしてくれるというイメージ」をもってご来館いただきました。脳梗塞後遺症による麻痺の影響はほぼなく手の細かい動きも可能でした。しかし、左下肢の筋力が落ちていて、歩行時に左足で支える時間が短くバランスの悪い歩行でした。左脚での片足立ちは数秒しか保持できませんでした。また、肩甲骨周囲や体幹の筋力低下もあり背骨の変形と相まって前屈みの姿勢で歩いておられました。

実施したリハビリ内容

歩行時、左足に上手く重心が乗せられないために左足で支える時間が短く左右への重心移動が大きい印象がありました。そこで、身体の捻りの動きを生み出すために、硬くなっている胸郭や背骨の動きを促していきました。上半身が固まって動きが制限されているため、上半身と下半身の連動性がなく、結果的に下肢の筋力を発揮しにくい状態になっていました。

リハビリは左の肩関節や股関節で体を支えられるように施術を行いました。これによって身体のバランス改善し、さらに下肢と体幹との連動性を促すようなリハビリも加えていきました。

リハビリ後の変化

左足を地面についた時の身体の各パーツの位置関係やバランスが改善しました。その結果、下肢の筋肉の力を発揮しやすくなり、左で片足立ちをできる時間が大幅に改善しました。また、ご本人も自覚されていた歩く際の前屈みの姿勢も軽減することができました。

リハビリ体験のご感想

リハビリ後に左足の裏の感覚がはっきりするようになったことを実感していただけました。また、動画を確認していただき、左片足立ち保持時間の改善や歩行時の姿勢改善に気づいていただけました。

「左足の裏の感覚がはっきりするようになり気持ちがいいです。上半身が起きるようになりリハビリ前より歩きやすくなりました。今後、リハビリを継続していきたいです。」というご感想をいただき、10回コースのリハビリをご契約いただきました。　

まとめ

今回のご利用者様は、姿勢不良や歩行に悩みを抱えておられました。60分間のリハビリを行い姿勢や歩行に大きな変化をもたらすことができました。ご利用者様にもリハビリ後の歩きやすさや片足立ちのバランスが改善したことを実感していただくことができました。

今後、理想的な姿勢や歩行を定着していけるようにリハビリを継続していきます。ボイタ法は行えば行うほどリハビリの効果を身体の中に蓄積させていくことが可能です。「リハビリ後は良くなるけどすぐに元に戻ってしまう」といった悩みを持っている方にもおすすめのリハビリです。ぜひ一度体験してみてください。