利用者の声
2025.11.04
事例紹介 60代 クモ膜下出血
「もう二度と転びたくない」
─転倒と不安を乗り越えて、自分らしい生活へ─

はじめに
20〷年〷月
一人の60代の方が、リハビリZONE岐阜に体験に来てくださいました。
この方は、2023年〷月にくも膜下出血を発症され、軽度の片麻痺が残っており、杖を使っての歩行が日常でした。しかし、今年〷月の初めに屋外で転倒し、肋骨を骨折。この出来事が大きなきっかけとなり、「もう二度と転倒したくない」と、当施設での本格的なリハビリを決意されました。
リハビリ開始時の状態
- 杖歩行で、すり足と前傾姿勢が強く、転倒リスクが高い状態
- 身体の柔軟性が低く、筋出力も不十分
- 注意がそれやすく、救急車の音などに敏感
- 「億劫で何もしたくない」という気持ちが強く、高次脳機能障害の課題も
ご本人の希望は明確でした。
「歩けるようになりたい。転ばないように、バランスと筋力をつけたい。」
リハビリテーション
まずは土台作りから
最初の数週間は、以下の内容に重点を置いてリハビリを進めました。
- 麻痺側の筋出力向上トレーニング
- 関節の柔軟性を高めるストレッチ
- バランス練習と歩行訓練(姿勢・すり足改善)
- 高次脳機能に対する課題プリント・集中トレーニング
→宿題(毎回3~4時間程度)を家族とともに継続支援
高次脳機能障害(注意障害・遂行機能障害・記憶障害)に対しては、声かけやプリント課題を工夫しながら毎回実施し、ご本人の理解度・集中力を高める取り組みを行いました。
驚くべき変化
数週間後、変化は着実に現れてきました。
- 杖は「持っているだけ」で使わずに歩けるように
- ふらついても「今は足が出るから大丈夫」と、ご本人が自信を持って発言
- 家族の身体介助が不要に
- 高次脳機能障害の改善とともにプリントも「キレイに」「集中して」実施できるように
- 以前よりも活動的になり、「モーニングに行きたい」「京都旅行したい」と笑顔で話される姿も
- 食事を作る機会が増え、病前の生活に戻りつつある
「何をするにも億劫だった」日々が、少しずつ前向きに、豊かな日常へと変化しています。
次なる目標へ
現在は、新たな目標に向かってリハビリを継続中です。
私たちは、ただ筋力を鍛えるだけではなく、
「その人らしい生活をもう一度実現する」ことを大切にしています。
最後に
転倒への不安や、自分への自信喪失
こうした気持ちは、身体だけでなく心のバランスを崩してしまいます。
ですが、ご本人の「もう一度、自分の力で生きていきたい」という思いに寄り添い、ご家族と連携しながら少しずつ「できること」を広げていくことで、確かな前進が見られています。
これからも、リハビリを通して「前向きな未来」を一緒に描いていければと思います。

リハビリZONE岐阜では、『今よりもっと楽しい未来へ』を合言葉に、最先端の機器と専門的な技術・知識を駆使してあなたの回復を最大限サポートいたします。
リハビリは 「できることを増やし、次の目標に向かう挑戦の連続」 でもあります。私たちは、利用者様が 「もう変わらない」「限界かな」 と諦めるのではなく、「もっと良くなる」 という前向きな気持ちでリハビリに取り組めるよう、全力でサポートしていきます。
是非一度、体験リハビリを受けてみてください!スタッフ一同心よりお待ちしております。
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