脳卒中のこと
2026.03.23
脳卒中後の介護保険 :40歳からの制度利用
目次
はじめに
こんにちは!理学療法士の松田裕之です。
脳卒中の発症後、退院が近づくにつれて
「これからのお金や生活はどうなるんだろう?」
「介護保険って高齢者だけのものじゃないの?」
といった不安でお困りではありませんか?
特に40代、50代の働き盛りで発症された方にとって、「介護」という言葉はどこか遠い世界のことに感じられ、戸惑いを感じるのも無理はありません。しかし、結論からお伝えします。
40歳以上の方であれば、脳卒中後に介護保険制度を利用することが可能です。
(※もちろん例外はあります)
この記事では、脳卒中後に知っておくべき介護保険の基礎知識と、まずどこへ行くべきかについて、プロの視点から詳しく解説します。この制度は、あなたが最短ルートでもう一度取り戻したい「日常生活の獲得」や「社会復帰」するための「最強の選択肢」なのです。
介護保険制度の概要と対象者
脳卒中後は40歳から介護保険が利用可能
介護保険と聞くと、65歳以上の方が受けるサービスというイメージが強いかもしれません。しかし、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)は国が指定する「特定疾病」に含まれています。
そのため、40歳から64歳の方であっても、脳卒中によって日常生活に支援が必要になった場合には、介護保険の申請を行うことができます。当センターには、働き盛りの世代で発症された利用者様も多くお見えになります。若くして発症された方は「自分が介護保険を使うなんて」と抵抗を感じることもあるかもしれませんが、早期のリハビリ継続や住宅環境の整備、福祉用具の導入には欠かせない制度です。
利用の条件として、40歳〜64歳の方(第2号被保険者)は「医療保険に加入していること」が必須となります。また、この世代の自己負担割合は、所得に関わらず原則として「一律:1割負担」です。まずは、ご自身が対象であることを知るのが、自分らしい生活を取り戻すための第一歩です。
医療保険リハビリと介護保険リハビリの違い
ここが非常に重要なポイントですが、リハビリには「医療保険」で行うものと「介護保険」で行うものの2種類があります。
主に「機能回復」を目的としています。入院中や退院直後に行われますが、発症からの日数(標準的算定日数:脳卒中の場合は原則180日)を超えると、基本的には継続が難しくなります。
「生活の維持・向上」や「社会参加」に重点が置かれます。医療保険の期限が切れた後も、継続的にリハビリを受けるための受け皿となります。

リハビリZONE岐阜をはじめ、自費リハビリ施設では、こうした保険制度の枠組みを理解した上で、さらに一歩踏み込んだ「自費リハビリ」を提供しています。保険内では回数や時間に制限がありますが、自費リハビリを併用することで、より集中的に、納得のいくまで訓練を重ねることが可能になります。
相談窓口と手続きと進め方
市役所の窓口と申請の代行
介護保険を利用するためには、まずお住まいの市区町村の窓口(介護保険課など)で「要介護認定」の申請を行う必要があります。
申請時には以下のものを用意しましょう。
〜介護保険申請に必要なもの〜
● 介護保険被保険者証(65歳以上の場合)
● 医療保険の保険証(40〜64歳の場合)
● 主治医の情報(氏名、医療機関名、所在地、電話番号)
入院中であれば、病院の「ソーシャルワーカー(MSW)」が手続きをサポートしてくれたり、代わりに申請を行ってくれたりする場合もあります。ご家族が仕事で忙しく手続きが手付かずになっていたケースでも、早めに専門職へ相談することで、退院後のサービス空白期間を作らずに済んだという方が多くおられます。
地域包括支援センターの活用方法
「どこに相談すればいいか全くわからない」という時の強い味方が、地域包括支援センターです。ここは、高齢者やその家族のための総合相談窓口で、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーといった専門職が常駐しています。
介護保険の申請に関することはもちろん、近隣でどのようなリハビリサービスが受けられるか、経済的な不安をどう解消するかなど、生活全般の相談に乗ってくれます。地域に根ざした情報を持っていますので、退院後の「応援団」として非常に心強い存在になります。

リハビリを支える専門職と連携の重要性
主治医意見書の重要性と専門職の役割
介護保険を申請する際、必ず必要になるのが「主治医意見書」です。これは、かかりつけ医が現在の身体状況や生活の不自由さをまとめた書類で、要介護度を決定する際の重要な判断材料になります。
理学療法士の視点からお伝えすると、この意見書に「リハビリが必要であること」や「現在の具体的な麻痺の状態」を正確に記載してもらうことが、適切なサービスを受けるための鍵となります。リハビリ専門職は、この意見書やケアマネジャーが作成するケアプランに基づき、お一人おひとりに合わせた訓練プログラムを立案します。

保険内・保険外(自費)リハビリの併用という選択肢
近年、注目されているのが「保険内リハビリ」と「保険外(自費)リハビリ」を賢く使い分ける方法です。当センターでは、理学療法士がマンツーマンで施術する認知神経リハビリテーションやHAL®︎(装着型サイボーグ)などの高度な技術を用いた自費リハビリを提供しています。
介護保険で訪問リハビリを受けながら、週に1〜2回、当センターで集中的な機能改善訓練を行う。このように併用することで、回復のスピードを早め、モチベーションを維持されている利用者様が実際に大きな成果を上げられています。

まとめ
・脳卒中後は40歳から「特定疾病」として介護保険が利用できる。
・40〜64歳の方は医療保険加入が条件で、自己負担は一律1割。
・病院のMSWや地域包括支援センターが最初の相談窓口になる。
・医療保険から介護保険への切り替えタイミング(180日ルール)を把握しておく。
・より高度なリハビリを求めるなら、自費リハビリとの併用も有効な選択肢。
・退院後のリハビリ生活は長く続くマラソンのようなものです。制度を正しく使い、多くの専門職を味方につけることで、あなたらしい生活を取り戻すことができます。
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リハビリZONE岐阜では、『今よりもっと楽しい未来へ』を合言葉に、最先端の機器と専門的な技術・知識を駆使してあなたの回復を最大限サポートいたします。
リハビリは 「できることを増やし、次の目標に向かう挑戦の連続」 でもあります。私たちは、利用者様が 「もう変わらない」「限界かな」 と諦めるのではなく、「もっと良くなる」 という前向きな気持ちでリハビリに取り組めるよう、全力でサポートしていきます。
是非一度、体験リハビリを受けてみてください!スタッフ一同心よりお待ちしております。
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