脳梗塞後に寝返りができない状態から自動車での外出が可能になった！(Case 0008)

リハビリ前について

リハビリ前のエピソード

脳梗塞発症後に回復期病院でのリハビリを行い、その後在宅でのリハビリに移行されましたが、思うように改善しない状況に悩んでおられました。発症してから半年以上が経過した頃、リハビリZONE岐阜がオープンしました。その時にリハビリを担当されていた理学療法士からの紹介で当施設をご利用されました。

自費リハビリに対するイメージ

自費なので保険がきかないことは理解されておりました。ご自身で費用を負担する分、それに見合った効果があるのかを不安に感じておられました。

リハビリ前の自覚症状

リハビリ前の療法士の評価

<座位保持>
ご自身の力で座っていられるのはごく短時間で、介助がないと姿勢が崩れていってしまうような状態でした。

<左半身について>
身体を思うように動かす随意運動は困難で、重力に逆らった動きはほぼ不可能でした。

<日常生活の動作>
寝返り、起き上がり、立ち上がり、移乗、立位保持など、すべての動きにおいて中等度以上の介助が必要でした。

<動作全般>
ご本人が今までと変化したご自身の身体に対応できていない状態でした。どのようにすれば動かしやすくなるのか、生活しやすくなるのかについて、正しい情報を知る機会がなく戸惑っておられました。

実施したリハビリ内容

ボイタ法により寝返り動作を誘発するようにリハビリを行いました。まずは、体幹の筋肉が働くように刺激を加えていき、4回目のリハビリあたりから体幹が働くようになってきたことが確認できました。次に頭・体幹・肩甲骨のつながりを強化する作業を行いました。身体の各パーツがバラバラに動いている状態では、持っている能力を十分に発揮できないため、ボイタ法の刺激を加える事で連動した動きを作っていきました。8回目のリハビリで徐々に連動した動きがみられるようになってきたため、最後に肩甲骨〜骨盤までのつながりを強化しました。

リハビリ後について

自覚できた改善効果

ご感想

初めは半信半疑だったが、徐々に効果が出てきたようで今後に期待したい。というコメントをいただきました。

担当療法士のコメント

先ずは週2回、3ヶ月間のリハビリお疲れ様でした。目標にしていた、「車の座席への移乗」が達成できて良かったです。次の3ヶ月間、杖歩行に向けて頑張りましょう。

まとめ