利用者の声
2025.05.05
【脳卒中】リハビリで取り戻した”自分らしい生活”<0114>
「両手を使って炊事をするなんて、もう一生無理だと思っていました」
そう話すのは、脳卒中の後遺症で右半身に麻痺が残った50代のKさん。
かつて当たり前だった日常は一変し、箸も持てず、歩くことさえ難しくなりました…
しかし、Kさんは諦めませんでした。
脳卒中が壊した「当たり前の日常」
50代後半に突然の発症。
軽いめまいと手足のしびれから、脳卒中と診断されました。
その後、右半身に麻痺が残り、日常生活が一変します。
片手では炊事ができない
箸を使えず、食事に時間がかかる
足がもつれ、転びそうで歩くのが怖い
「まさか自分が…」
Kさんは当初、その現実を受け止めきれずにいました。
日常を取り戻すためのリハビリ
〜小さな「できた」を積み重ねて、自分らしい生活を取り戻したい〜
病院での治療、リハビリを行い一定の回復がみられました。
しかし、脳卒中後遺症による運動麻痺が残存し、麻痺している手を思うように動かせませんでした。
「麻痺側の手の動きを改善させたい」その思いで自費リハビリに取り組み始めたKさん。
90分週2回のリハビリが開始となりました。
手のリハビリ
▶︎ 麻痺側の手を使った机上作業
▶︎ 指のつまみ動作やグリップ強化
▶︎ コップ、茶碗を持つ動作の練習
歩行訓練
▶︎ 手すりを支えにし体重移動やバランス練習
▶︎ 杖なしでの歩行練習
▶︎ HAL®を使用し膝、足関節の動きの改善
リハビリの効果
ふらつきがあった姿勢も、3ヶ月後には大幅に改善。
歩行も杖なしで安定して歩けるようになりました。
Kさんの目には、少しずつ自信の光が戻ってきました。
「両手を使って洗い物ができるようになりました!」
ある日Kさんが言いました。
「昨日、麻痺のある手でお皿を持って洗い物ができました!!」
麻痺のある手でお皿を持つときの力加減、力を入れすぎず安定させるコツ…
一緒に工夫してきたことが、とうとう花開いた瞬間でした。
その一歩が、Kさんの心にも確かな変化をもたらしました。
自分らしさを取り戻す
Kさんの次なる目標は…
▶︎ 両手を使って炊事や食事ができるようになる!
▶︎ 屋外で15〜20分以上杖を使わずに歩く!
という所まで改善しました。3ヶ月リハビリを継続することで、Kさんの悩みであった歩行の不安定性や麻痺側上肢の使いにくさが改善され日常生活の幅が広がりました。
さいごに
リハビリとは、単に機能を取り戻すだけのものではありません。「自分で選び、自分で動く」という“生きる力”を再び呼び起こす時間でもあります。たとえ動かない手でも、思うように歩けない足でも、「こうすればできるかも」と工夫すること、「またやってみたい」と前を向くこと、それが生活を再構築するための最初の一歩になります。小さな成功体験は、大きな自信となります。「できないこと」ではなく、「できる方法」に目を向けることで、人生は少しずつでも確実に動き出すのです!
リハビリZONE岐阜では、『今よりもっと楽しい未来へ』を合言葉に、最先端の機器と専門的な技術・知識を駆使してあなたの回復を最大限サポートいたします。
リハビリは 「できることを増やし、次の目標に向かう挑戦の連続」 でもあります。私たちは、利用者様が 「もう変わらない」「限界かな」 と諦めるのではなく、「もっと良くなる」 という前向きな気持ちでリハビリに取り組めるよう、全力でサポートしていきます。
是非一度、体験リハビリを受けてみてください!スタッフ一同心よりお待ちしております。
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