脳卒中のこと
2024.07.14
ガイドラインの推奨度A〜Eとは?
以前の記事で脳卒中後の生活やリハビリに関連する疑問点を脳卒中ガイドラインの情報をもとに解説しました。
今回は、ガイドラインの中で使われている”推奨度”について説明してみたいと思います。推奨度という概念は、脳卒中ガイドライン以外でも使われています。推奨度を決める過程は様々あり、過去に行われている研究などの医学的な根拠などはもちろんのこと、治療や検査などの有効性や倫理的な問題など、多角的な視点から検討され、最終的にはガイドライン委員会により決定されます。
脳卒中ガイドラインでは、推奨度がAからEまでの5段階になっています。推奨度Aは「強い推奨」とされており、続いて推奨度B(=中等度の推奨)→推奨度C(=弱い推奨)と決められています。さらに、推奨度Dは「利益がない」と定義されていて、推奨度Eは「有害」であるため、むしろ行わないことが勧められています。
ガイドラインは絶対的なものではないため、患者さん個々の事情などを勘案して治療を行なっていきます。そのため、推奨度Aだからかならずやらなければいけない、推奨度Dだから絶対にやってはいけない、ということもないのですが、ガイドラインの記述から外れたことをする際にはそれなりの根拠や正当性が必要です。
最近では一般の方もガイドラインへアクセスできるようになっています。現在、脳卒中に関するガイドラインは、『脳卒中資料ガイドライン2021〔改訂2023〕』というものです。ガイドラインではQ&A方式で様々な疑問に対して、どのように考えて対応するのが良いかということを解説しています。専門用語などがたくさんあって難しい部分もありますが、一度ご覧になってみると何か気づきがあるかもしれませんね!
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